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EA開発ツール『EAつくーる』にはナンピンを設定する機能があり、他のツールにはあるようでなかったりします。今回はその機能を用いてナンピンマーチンEAを作成してみました。

※ナンピンマーチンは設定次第では簡単に右肩上がり一直線のバックテスト結果を得ることができます。ただしそのようなEAは一度のストップで破産する危険があります。実際のご利用は計画的に。

 

『EAつくーる』
MQL言語の学習ができ、裁量トレーダーもEA開発が可能になる!
MQL言語の学習ができ、裁量トレーダーもEA開発が可能になる!?|?fx-on.com

ナンピンで設定できる項目

  • ナンピン回数 ・・・何回ナンピンするか
  • ナンピン間隔pips・・・ナンピンする間隔pips
  • ロット倍率
    ・・・ナンピンする度にこの倍率でロットを上げる。数値が2ならロットは1→2→4→8と増えます。

  • 利食い:合計pips・・・ポジション合計のpipsがこの値になったら利益確定
  • 損切り:合計pips・・・ポジション合計のpipsがこの値になったら損切

    作成例

    EAつくーるを起動し、TAB[オプション機能]を選びます。

     
     

    下にスクロールしていくとナンピン設定を行う欄がありますので数値を入力します。今回は以下のように設定しました。

  • ナンピン回数 → 4
  • ナンピン間隔pips → 50
  • ロット倍率 → 2
  • 利食い:合計pips → 50
  • 損切り:合計pips → 400


     
     

    あとはエントリー条件を入力します。今回はボリンジャーバンド―2σタッチで買エントリーとしました。

     
     

    あとは[EA作成]ボタンを押すだけです。ここまで慣れてる人なら5分あればできると思います。

    バックテストによる動作確認

    バックテスト対象

    期間 2018.01~2018.4
    通貨 USD/JPY
    時間足 1時間足
     
     

    バックテスト結果

    あえて最適化などしていません。ナンピンEA特有の含み損を一旦抱えて決済しているようことがわかります。

     
     

    次にチャートを見てみましょう。
     
    これは負けパターンですが設定したpips間隔でナンピンしていることがわかります。最大ポジションも設定した4ポジションまで保有しています。

     
     

    こちらは上手くプラス決済している様子です。想定した挙動ができているようですね。

    まとめ

  • ナンピン設定だけなら5分もあればできる。
  • ナンピンに関する設定項目は十分だと考える。

     

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