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トレーダーはトレード履歴の管理などにExcelを使う人も多いのではないでしょうか。どうせやるなら「より早く」、「より綺麗に」、「より簡単に」管理していきたいですね。今回はトレーダーに役立つExcelテクニックを紹介したいと思います。※Excel 2016の画面を想定しています。
 
 

下準備編

セルの書式設定を変更する

セルの書式設定を行わないと日付、時刻のデータを扱う際に正しく表示されない可能性があります。

  • セルを選択して、右クリックすると以下項目がでてくるので[セルの書式設定]をクリックします。

     

  • 表示形式の分類で詳細設定を行います。
     

     
     

    データ区切り位置を変更する

    MT4の履歴データに限らず、日付と時刻に関して同一のセルにまとめられています。エントリー時間の傾向などを分析する際には日付と時刻に関して別々のセルのほうが扱いやすいです。

     

  • [データ]TABから[区切り位置]を選択します。

     

  • 何を目印にデータを区切るか設定する画面になるのでMT4データの場合は[スペースによって右または左…]を選択し[完了]をクリックします。

     
     

    セル入力編

    想定している元のデータはMT4の履歴を想定しています。もちろん国内口座の履歴管理にも使えるテクニックです。それでは順番に紹介します。
     
     

    数値に表示形式を適用した文字列(曜日)を返す(TEXT)

    =TEXT(値,”aaa”) ※この場合aaaが曜日の短縮形で表示します。

     
     

    文字列の置換を行う(SUBSTITUTE)

    SUBSTITUTE関数は次のように入力します。

    =SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列,対象)
    =SUBSTITUTE(A2,”.”,”/”)※この場合「.」を「/」に置き換えます・

     
     

    日付が何週目かを求める(WEEKNUM)

    指定した日付が、同年1月1日を含む週から数えて何週目になるかを求めます。

    WEEKNUMウィーク・ナンバー(シリアル値, 週の基準)

    その月単位で求めるには

    =WEEKNUM(C3)-WEEKNUM(DATE(YEAR(C3),MONTH(C3),1))+1

    指標などを判断するのに使えると思います。


     
     

    買と売を判断してpipsを求める

    =IF(C2=”buy”,E2-D2,D2-E2)

     
     

    まとめ

    よく使う関数についてはフォーマットを作ってしまうのがお勧めです。効率的に検証、履歴管理を進めていきましょう。