兼業トレーダーのトレード環境
世の中にはたくさんの兼業トレーダーがいると思います。管理人も兼業トレーダーとして10年以上トレードをしてきました。既にトレードは趣味というよりもビジネスの域に達していると思いますが、この10年ではトレードと会社、そしてプライベートをうまく整理できずに悩んだ時期もありました。今回は管理人が実現しているトレード環境を紹介したいと思います。
目標としていること
- なるべくチャンスを逃さない
- チャート監視時間は極力少なくする
- トレードに一貫性をもたせる(期待値がわかっていることをやる)
トレード環境構築
ステップ1 売買モデルを決める
ブレイクアウト、ダウ理論などを活用して儲かりそうだなと思う売買モデルを決めます。一般的な理論で問題ありません。あまり複雑にしないのがうまくいくコツです。
例:Zigzagインジケータで2回安値が切りあがっている時に前回高値で買う
ステップ2 (ざっくりと)MT4に落とし込む
MT4の自動売買機能に自分の手法を落とし込みます。
ポイントは以下です。
- 完璧に自動売買機能に手法を反映させなくてもよい。
- 基本はツールで作成できる程度でよい。
- どうしても無理なら外注化もよい(3万円程度でできます)
これが多くの方にはハードルが高いと思います。まず自分の手法を文章にすることが難しいのではないでしょうか。プログラミングの技術次第ですがツールを作って作れる程度のものでいいです。
作った自動売買を検証させて1年程度のバックテスト結果が「トントン」程度であればこのステップは終了です。
※方向性を間違うと自動売買が目的になりますし、それで儲かれば最高ですが、それはそれで困難な道…。管理人は「自分には完全放置自動場売買の構築は絶対に無理」という考えです。
ステップ3 エントリーを携帯へメールさせる
MT4の自動売買機能を使ってエントリーを携帯へメールさせましょう。専用のデモ口座を開設してやるといいです。
ステップ4 人が最終判断する
メールがきたら、人が最終判断してエントリーします。
「エントリーしないほうがいいのはどういったチャートの形か?」
「エントリーしないほうがいいのはどういったタイミングか?」
トレーダーの仕事はこれを突き詰めていくことだけです。
まとめ
最初に目標とした以下のことが達成できると思います。完璧ではありませんが、私はなんとかトレードを続けることができています。
- なるべくチャンスを逃さない→ストレス軽減
- チャート監視時間は極力少なくする→見てたほうが儲かるのは一部の人
- トレードに一貫性をもたせる(期待値がわかっていることをやる)
このやり方では
「評価の高い自動売買のシグナルを最終的に人が判断してトレードするってことでしょ?」
と思う方もいると思います。
ただ自動売買は複雑なものも多いのでステップ4で人が介在するなら、もっとシンプルなほうがいいという考えが私の考えです。ステップ4の判断で「エントリーしないほうがいいときは〇〇な時」ということを積み重ねることができればそれだけで利益が残ると思います。
トレードは刺激的で楽しいですが「より短時間でより大きな成果」という考えで取り組んでいくことがおススメです。